Vol.63 テレビドラマ(パート1)

 現在、職場のいじめについて扱ったテレビ番組『泣かないと決めた日』が放送されている。会社に入ったばかりの主人公の新人OLが次から次にいじめを受ける。これほどまで執拗にいじめが行われるのはドラマ上のことであるにしても何故いじめというものが起こるのか?

 ドラマの中でいじめの理由として「スキがあるからつけ込まれる。誰でもよかった」ということが語られる。それは本人には何の非もなくても理不尽なことは起こる。それが人間社会の現実であるということを意味している。ならばそれにどう立ち向かった行ったらよいのか?

 やがてドラマの主人公は“自己主張”を始める。このとき支えになるのが少数でもいいので本人のことをよく見ていてくれる人の存在だ。このドラマにもそんな人物が登場して必要なときに的確な言葉を主人公に掛ける。

 それは大体次のような言葉だ。「生き残りたいなら強くなるしかない。自分でやるべきことを自分で見つける」「やるべきことをやり続けていると見えてくる」「一生懸命やっていれば誰かが見ていてくれる」など、このドラマを観ている人たちの心にも響いてくるような言葉だ。

 ところで「スキがあるからつけ込まれる」というのがいじめの理由の一つだが、そんなようにつけ込む人間の心の中とはどんなものなのだろうか?つけ込まれた側に不快感が生じるのであれば、つけ込んだ側に逆に快感が生じると考えるのが普通だ。それは心の中の満たされない部分をいじめの快感で埋めようとしているかのようだ。このドラマの中でそんな加害者側の心の状態が描写されるかどうかが気になるところだ。

 さてドラマの主人公は『自分らしくあり続けることによって人生上の宝物を手に入れることができる』と信じながらストレスフルな毎日の出来事に立ち向かっている。

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