Vol.26 飛行機(パート2)

 上の富士山の写真も私が飛行機の中から撮ったもの。ところで何故飛行機に乗るのが怖いのだろうか?飛行機嫌いの私は実際に飛行機に乗りながら自分なりに考えてきた。一般的に実際に乗ったときに怖い体験をしたから怖くなると言われるが、分析的に言えば次のようになるだろうか。

 自分の心の中に何か怖いものが存在しているのだが、その怖いものをそのまま自分の中に置いておきたくないので何とか外に吐き出したい。その一つの方法として外の何かに投影して自分から出そうする。その投影の一つが飛行機ということなるのだろう。しかし今度はその飛行機が怖いものになって自分を襲ってくるように感じることになる。ところが怖いものに襲われそうになっても空の上を飛んでいる飛行機の中に閉じ込められていれば逃げ出しようがない。そのために死んでしまいそうな恐怖感に襲われることになる。

 以上の事は飛行機などの乗り物恐怖だけでなく多くの恐怖症に共通して言えることだと考えている。その恐怖感と言えば例えばクマなどの恐ろしい動物に襲われたときの心境にも匹敵するのではないかと思う。逃れようのない恐怖感。そんなとき我々は何を欲するだろうか?やはり自分を守ってくれるディフェンダーのようなものだろう。

 私自身飛行機の中で不安な気持ちでいるとき客室乗務員を見ていると気持ちが落ち着いてくる気がする。その表情に現れた『大丈夫ですよ』という様子がディフェンダーのように見えてくるのかもしれない。さらに言えば今後我々に望まれることは外にディフェンダーを求めること以外に自己のうちに十分なディフェンダーを自ら作りだすことになるだろう。

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