Vol.22 不安障害(パート2)

 不安障害にはその他に代表的なものとして強迫性障害とパニック(恐慌性)障害がある。

 強迫性障害においては例えばカギの確認とか手洗いなどの強迫行為を繰り返すために日曜生活に支障をきたす。内的に見ると同一人物に対して良い感情と悪い感情を同時に抱くためにどっちつかずの葛藤状態になりやすい。その悪い感情が意識にのぼろうとしたときに強い不安を感じるため抑圧する。その抑圧がうまくいかないときに不安が生じるので強迫行為によってその不安をまぎらわそうとする。

 また日常生活上のストレスも症状を悪化する原因となっているので本人の身のまわりの環境を見直していく必要がある。さらに本人を支えてくれるような良好な人間関係の存在が大事である。さらに本人が具体的に取り組むべき課題はそれまで避けて来たことを敢えてやってみたり強迫行為を意識的にやめてみたりすることである。 

 一方、パニック障害という呼び名が始めて登場したのは1980年のことのようなので大変新しい病名である。パニック発作の特徴は突然、動悸や息苦しさなどが生じて死んでしまう程の恐怖に襲われることである。そのために日常生活が障害されればパニック障害ということになる。

 内的に見れば自分が滅びてしまうんではないかというくらいの恐怖感が心の奥に潜んでいる。それは実際に本人が過去に味わった何らかの恐怖体験をもとにしている。その秘められていた恐怖感が何らかのストレスを契機に突如意識の中に現れてきたときにパニック発作となる。そう私自身は理解している。

 まず必要なことは何がストレスになっているか見極めてその対処法を考えていくことである。さらに大事なことは本人の心の中の恐怖感を理解してくれる人たちの存在である。その人たちとの関係によって本人の心の中に恐怖から守ってくれるディフェンダーのようなものが形成される。

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