Vol.7 小旅行(京都)

 今年9月中旬の連休、我々3人は京都に出掛けた。上の写真は嵐山にある昭和の大歌手MHの記念館の玄関前で撮ったもの。向かって左端が筆者、真ん中がO氏、右端がN氏。我々は以前北九州の某大学に勤めていた頃の知り合いである。

 今は住んでいるところは各々違うが、我々は時々“同窓会”のように集まって名所・旧跡を訪ねる。それが我々にとって見聞を拡げたりリフレッシュする機会となっている。また我々の職種も異なるので各々違う意見を聞くことができる。

 今回我々は嵐山の有名な“渡月橋”から歩いてこの記念館を訪ねた。我々にとって国民的大歌手の記念館も名所の一つだ。この館内の展示は充実している。天才少女と言われた時代から不死鳥のように蘇った東京ドームコンサートまで、その輝かしい歌手人生が時系列的に描かれている。そこからうかがい知れるのは『大歌手として一時代を築いたが決して平坦ではなかった』ということだ。やはり何かを成し遂げるためには才能だけでなく強い気持ちも必要なのだ。 

 さて我々3人は北九州の某大学に勤務していたが、その後三者三様の道を歩むことになった。O氏は新天地を長崎に求め、N氏は博士号を取得したあと下関の某大学の助教授として赴任した。そして現在は教授になっている。

 私が2人より先に辞職した。就職した当初より在職は数年間という約束事のようなものがあった。私もそれまでの自分を振り返り将来を見据えて、結局、『昔の夢をもう一度』という結論を出した。

 しかし現実はそんなにうまく行くはずもなく紆余屈曲した。そんなとき私にエールを送ってくれたのがO氏とN氏だった。と、そう思っていたのだが、実際のところは私が医学部に合格できるとは2人は思っていなかったようだ。最近そのことを初めて聞いて私は何か複雑な気持ちだった。結局何とかなった理由の一つは私が諦めずに粘ったということだろう。私の場合は“根性”という言葉がピッタリする。

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